金融庁、円建てステーブルコイン「JPYC」を国内初承認へ

金融庁、円建てステーブルコイン「JPYC」を国内初承認へ

2025.08.18

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金融庁、円建てステーブルコイン「JPYC」を国内初承認へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

金融庁がフィンテック企業JPYCの発行する日本円建てステーブルコイン「JPYC」を国内で初承認する見通しとなった。月内にも同社を資金移動業に登録し、その後数週間で販売を開始する予定だ。JPYCは1JPYC=1円に連動し、預金や国債といった高流動性資産で裏付けられる。購入希望者は入金後にデジタルウォレットへ送金される仕組みで、これまでドル建てUSDCの例はあったが、円建て承認は初めてである。発行元の岡部氏は「JPYCは暗号資産ではなく電子決済手段」と強調し、米国の事例を踏まえ日本でも普及すれば国債保有が拡大し、市場流動性や金融政策に影響を与え得ると指摘。

各国がステーブルコイン市場の育成を急ぐ背景には、国債金利や資金調達環境への思惑も絡んでいると述べた。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、本日急激に価格は下落し、200期間移動平均線(SMA)を下抜けし、11万5千ドルとなった。21SMAも200SMAに接触しており、デッドクロス間近で、上昇相場に入ったと思われていた相場環境が急激に悪化している。

RSIは30付近と売られ過ぎを示唆しており、デッドクロスが実現する可能性は十分にあるだろう。

今後の主な経済指標

  1. 19日 21:30【米国】住宅着工件数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。