メタマスク、最大級のオンチェーン報酬プログラム開始へ

メタマスク、最大級のオンチェーン報酬プログラム開始へ

2025.10.06

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メタマスク、最大級のオンチェーン報酬プログラム開始へ

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は買いが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に上昇した。

暗号資産ウォレット「メタマスク」は5日、紹介報酬や独自ステーブルコイン「メタマスクUSD(mUSD)」などを活用した新報酬プログラム「MetaMask Rewards」をまもなく開始すると発表した。シーズン1だけで3,000万ドル超のLINEAトークンを配布予定で、既存のファーミング型を超える大規模オンチェーン報酬となる見込み。プログラムはユーザー成長やネットワーク拡大を狙い、将来ローンチ予定の独自トークンMASK(仮称)とも連携する計画だ。条件や日程は未定だが、長年の利用者向け特典も検討中。

なおメタマスクはマスターカード提携による「MetaMaskカード」発行や、Linea上でmUSDの発行も進めており、ウォレット利用の経済圏拡大が期待されている。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、9月28日から価格は上昇し続けて、5日には12万5千ドルを突破し、史上最高値を更新した。21日移動平均線(SMA)、200SMAは上向きでRSIも70を超えており、明確に上昇トレンドを形成している。現在は、12万3千ドル付近で調整が入った。

今後は米ドルへの不安感から金と同様にリスク回避資産の性質からも評価されて、価格が上昇することも十分に期待できる。

今後の主な経済指標

  1. 6日 23:00【米国】非農業部門雇用者数(NFP)(前月比)
  2. 6日 23:00【米国】新規失業保険申請件数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。