S&Pグローバル、仮想通貨と株式を統合する「S&Pデジタル・マーケッツ50指数」発表

S&Pグローバル、仮想通貨と株式を統合する「S&Pデジタル・マーケッツ50指数」発表

2025.10.08

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S&Pグローバル、仮想通貨と株式を統合する「S&Pデジタル・マーケッツ50指数」発表

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

米S&Pグローバルは7日、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの仮想通貨指数を拡大し、新たに「S&Pデジタル・マーケッツ50指数」を立ち上げると発表した。同指数は仮想通貨と上場仮想通貨関連株式を1つに統合し、デジタル資産業務、インフラ、金融サービス、ブロックチェーンアプリなどに関わる35社と、S&P仮想通貨ブロード・デジタル・マーケット指数から選んだ15銘柄を組み合わせる。設計には米トークン化大手ディナリが協力し、指数連動トークンの作成も予定。S&Pは分散投資や成長・革新戦略を求める投資家に幅広いデジタル資産市場の指標を提供する狙いだ。

キャメロン・ドリンクウォーター氏は「デジタル資産は周縁から世界市場の主要領域へ移行している」と述べ、需要の拡大に応える姿勢を示した。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、過去最高値記録後に下落し、12万ドル付近で価格は落ち着いている。過去最高値付近は価格変動しやすくなっている特徴が今回の下落に影響している可能性がある。下落したとは言え、21日移動平均線(SMA)、200SMAは上向きで、RSIも60以上と高い買い圧を維持。

今後の価格上昇には十分期待できそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 8日 23:30【米国】原油在庫(前週比)
  2. 8日 23:30【米国】ガソリン在庫(前週比)
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。