元バイナンスCEO率いるYZiラボ、BNBチェーン支援で10億ドル規模ファンド設立

元バイナンスCEO率いるYZiラボ、BNBチェーン支援で10億ドル規模ファンド設立

2025.10.09

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元バイナンスCEO率いるYZiラボ、BNBチェーン支援で10億ドル規模ファンド設立

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

バイナンス前CEOのチャンポン・ジャオ(CZ)氏率いるベンチャーキャピタル「YZiラボ(旧バイナンス・ラボ)」は8日、BNBチェーンの起業家支援を強化するため、総額10億ドル(約1,500億円)のビルダーファンドを設立した。対象はRWAトークン化、AI、DeFi、決済、ウォレットなど幅広い分野で、選抜チームには最大50万ドルとグローバル支援ネットワークが提供される。BNBチェーンは日次取引2,600万件を超え、DEX取引量とアクティブユーザー数で首位。BNBはビットコイン、イーサリアムに次ぐ時価総額3位となり、10月7日に過去最高値1,330ドルを記録した。

BNB上ではミームコイン取引も急増し、短期間で数百倍の利益を得る事例も報告されている。

チャート分析

4時間足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを4時間足チャートで見ると、過去最高値記録後は膠着状態が続いており、21期間移動平均線(SMA)をレジスタンスラインとして12万2千ドル付近を推移している。横ばいの推移になったとは言え、RSIは50付近で12万ドルを維持しているため、底堅さが伺える。

200SMAも上向きであり、中長期的にはさらなる上昇が期待できそうだ。

今後の主な経済指標

  1. 9日 21:30【米国】新規失業保険申請件数
富坂 昇(とみさか・のぼる)
富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

著者:富坂 昇(とみさか・のぼる)

数理モデルに基づくゲノム解析の研究からプライベート・エクイティ・ファンドの運営に携わった後、独立。デリバティブ取引とオプション取引で得た知見を基に、暗号資産取引における分散と確率、標準偏差に依拠した独自のトレード手法を確立する。現在のテーマは「アルトコインとミームコインの相克」。