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カリフォルニア州、休眠仮想通貨を「現物保管」で保護へ前進

2025.06.05

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カリフォルニア州、休眠仮想通貨を「現物保管」で保護へ前進

相場概況

仮想通貨(暗号資産)は売りが優勢。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)は共に下落した。

カリフォルニア州下院は6月5日、仮想通貨を休眠財産法の対象に含める法案「AB1052」を可決し、同法案は上院での審議に移った。取引所で3年間動きのない仮想通貨資産を現金化せずに現物のまま州の管理下に移すよう義務付ける内容で、全米初の試みとなる。これまでの制度では、休眠状態のBTCなどが強制的に売却され、後日請求してもその時点の価格でしか返還されなかった。法案作成者は、価格高騰による資産価値の損失が大きいと指摘していた。

AB1052が成立すれば、州認可のカストディアンが仮想通貨をそのまま保管し、所有者は請求時に現物で受け取れる。対象は取引所などの管理型ウォレットに限定され、個人の自己保管資産は対象外とされている。

チャート分析

日足チャート(BTCUSDT)

チャート分析

BTCUSDTを日足チャートで見ると、ウクライナ情勢の激化やトランプ関税が重しとなり、21日移動平均線(SMA)に沿って調整局面を展開している。RSIは50付近で200SMAも横ばいであり、価格の推移は停滞しそうな状況だ。

6日に発表される米国の失業率や非農業部門雇用者数といった経済指標によっては相場環境が変化するため、注目したい。

今後の主な経済指標

  1. 5日21:15【ユーロ圏】ECB政策金利
  2. 5日21:30【米国】貿易収支

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